福井県言語聴覚士会について

ことば・聞こえ・飲みこみなどに
お悩みの方の社会参加を支援します

福井県福井県言語聴覚士会は、平成12年5月に福井県内に在住または勤務する言語聴覚士の職能団体として発足しました。令和3年3月現在、当会の正会員数は195名で、県内の医療機関、保健機関、福祉機関、教育機関などで働いています。

当会は、ことばや聞こえなどのコミュニケーションに問題を持つ方々や、飲み込みに問題を持つ方々の生活の質と社会参加を専門的な立場から支援していくことを1つの目的としています。そのために、言語聴覚士としての倫理、知識や技術の向上のための研修会、学術集会などの開催、県民への言語聴覚療法の啓蒙、普及活動、関連のある職能団体や患者会との連携や交流、県士会ニュースなどの刊行物の発行など、幅広い活動を行っています。

会長挨拶

地域の患者様、関連職種の皆様、そして会員の皆様方におかれましては、本会の活動に関しまして日頃より多大なるご理解とご協力をいただきまして真にありがとうございます。心より御礼を申し上げます。

2015年より本格始動された地域包括ケアシステムについては、県内の各市町村が進める自立支援型サービスネットワークの構築に向けて、県士会への依頼が増加し、関連他団体や行政機関との間で求められる連携量が相当に増えてきています。高齢化社会が一層の進行をみせる中で、言語聴覚療法のフィールドも時代背景に合わせた適応と機能変革の必要性を感じます。いずれのシチュエーションで働く言語聴覚士にとっても、地域包括ケアシステムでは、急性期から地域医療、最終的には介護や暮らしに至るまでのすべての治療~支援の体系について広い視野での知識と連携力が重要になってきます。

また、2020年1月からの新型コロナウイルス感染拡大の影響により、当県士会の活動も大きな影響を受けました。しかしながら、これを皮切りに研修や各種会議などについては、積極的にWEB会議を活用したシステムへの移行を進めています。これにより事業の効率化や、研修会等の参加率の向上に繋げていきたい考えです。

そしてこの度、2021年4月よりホームページのリニューアルを実施しました。会員の皆様向けの内容としては、会員情報の更新や各種手続きについてWEB上で行えるように機能改善を実施しました。また、研修会の案内や重要な情報の更新を拾いやすくなります。また、会員専用ページにログインいただきますと、これまでの活動履歴や過去の会報や情報のアーカイブが閲覧可能になっていますので、ご活用いただきたいと思います。地域の住民や関連職種の皆様におかれましては、福井県内の言語聴覚療法の配置体制や診療内容などについての検索が可能で、言葉や聞こえ、飲み込み等のお困りごとについて、どこにご相談いただければよいのか分かりやすくなります。こちらについても随時情報の更新に努めたいと思います。

言語聴覚士としてどのように地域に貢献できるのか、専門性を発揮できる環境をどう整えていくべきなのか、職能団体として今後も時代に求められる事業の在り方について練っていきたい考えです。
何卒、今後も福井県言語聴覚士会の活動にご理解とご協力を賜れれば幸いです。

一般社団法人 福井県言語聴覚士会 
会長 見目 隼人 (トゥモローズリハビリテーショングループ 代表取締役)
会長   見目 隼人
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